ゴールデングローブ賞も授賞し、アカデミー賞でも最有力の作品になります。圧倒的な世界観とロードムービーとして、生きるとはを考えさせられるような映画でした。ちなみに難しくもあり、ちょっと事前に情報を入れても大丈夫です。人によって感じ方は変わるし、少し見る人を選ぶかもしれません。
シネマンションでも取り上げていますので、まだご覧になっていない方は是非ご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=fjQsnjvTF0o&t=321s
ドキュメンタリーを見ているようなリアル感は本当にリアルの方々が登場し、そこに物語としての設定を入れ込んでいることで、今のアメリカや人が生きることへの多様性を映し出していると思いました。主人公は悲しいが絶望状態でもない。ただ自分の生き方への覚悟があり、生きることへの尊さみたいなものありました。何かを手にする喜びと同時に、いつか失ってしまう悲しみを戦いながら、失ったものが広大かつ壮大な自然の中にあるじゃないかと思ってしまうが本当に良かったです。
年齢によっても、今までの人生の経験値によっても、この映画の感じ方は違っていい作品だと思います。言葉で表すのが本当に難しいですが、今どんな感じ方をしても正解だし、5年後、10年後経った時に違う感情が生まれていても正解だと思います。世界は広いし、考え方も多様であっていい。
是非、劇場で経験したことがない世界観を旅してほしいです。
2020年公開作品 9作目