不況により夫と故郷を失い "ノマド"となった60代女性ファーンが、広大な西部を旅しながら、生き方を探るロードムービー。
公開を待ち望んでいた作品。日本劇場公開初日に鑑賞。この経験は恐らく初。
"I don't ever say a final goodbye. I always just say, "I'll see you down the road." "
ノマド初心者のファーンと一緒に、ノマド生活(バンライフ)を体感する。「ホームレスではなく、ハウスレス」という言葉が印象的。経済的弱者だから仕方なく...ではなく、ノマドとしての生き方を自ら望んでいるのだという強い意志が伝わる言葉だった。生き方の多様性が叫ばれる現代において、新しい選択肢を与えてくれる作品だった。
エンドクレジットで、ノマドの人々が本人役で出演していたことに驚いた。
とは言いながら、この映画の素晴らしさを全て理解するには、人生経験が足りないのではないかと感じたのも事実。10年後にでも再鑑賞したい。
アカデミー会員が好みそうな作品だし、作品賞受賞するだろうな。
“Home, is it just a word? Or is it something that you carry within you?”
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