おちゃ

ノマドランドのおちゃのレビュー・感想・評価

ノマドランド(2020年製作の映画)
3.4
ノマドにはさよならがない。またどこかでという挨拶に込められる希望と、もしかするともう二度と会えないかもというさびしさ。どちらも背負って車を走らせ、移動し続ける。ホームレスではなく、ハウスレス。思い出はいつまでも生き続けると思っていたけれど、しらぬまに腐り果ててしまうこともあるのかも。切り捨てて前に進む勇気が必要なときがやってくるんやろなあ。

アメリカのドラスティックな資本主義社会による歪みがロードムービーというかたちで描かれている。直接的には否定せずあくまで雇用をうんでいるようにみせかけてamazonがやってきたことの功罪も仄めかしている。
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