このレビューはネタバレを含みます
大量消費社会の象徴はCampbell缶からAmazonへ変わり、そこに見えなくとも常に物が溢れている世界で、住んでいた街が消え、夫も亡くし、最低限の物を持って砂漠でキャンピングカーでの生活を始めるフランシス・マクドーマンド。
道中、他の街の家に住むという選択肢を度々与えられるが、夫を忘れてしまうことになるのではと拒み続ける。
だが、最終的に自分が持っているものを全て捨て、夫と暮らしていた社宅の裏にある荒野の砂漠に足を踏み入れ去っていくというエンディング。
実は自分が住処や思い出の品などを通して過去という”見えない物”に縛られていたと自覚し、自分が生きて夫を思い出し「今を感じる」ことで、何を持たずとも彼は自分の中で生きているのだ、
と解放されるこのシーンで風と共に去りぬを思い出したと共に、格差社会における開拓者であり、先駆者(Vanguard)とキャンピングカー(Van)をかけつつ、現代社会を押し付けがましくなく描写さしていて、凄すぎた、、しかも38歳女性監督。
Amazonの倉庫のロボット出てこなかったな〜
あと誰かファーンが最初に車中で歌ってる曲の曲名教えて下さい、、、思い出せない、、
