パドゥ

ユダ&ブラック・メシア 裏切りの代償のパドゥのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

アメリカは中流以上の白人のために回っているのがよく分かる。

ブラックパンサーのことを詳しくは知らないけど、結束力強いイメージだったので、意外な話だった。

キング牧師暗殺について意見を聞くことが、踏み絵のような役割になっていて、白人はその答えで密告者として使えるか見極める。
当時のFBI長官は差別主義者のフーバーで、やりたい放題。

今も脈々と根深く続く問題。
白人が元々野蛮で、自分たちは歴史的に侵略と奪略を繰り返してきてるから、常にその恐怖から逃れられないのかと思ったりする。

フレッドを売るビルの心の動きをもう少し深掘りしてほしかったなぁ。
その辺は同じ潜入ものとしては、ジョニデのフェイクの方がよっぽど面白い。
淡々と事実は分かるけど、ドラマが足りないから誰にも感情移入できない。

自身の保身しか考えてなさそうで、全然フレッドやブラックパンサーの仲間に情がないようだったのに、最後に後年自殺した、と挿入されて違和感が残った。

あと、マーティン・シーン、あれこれいじりすぎで、腹話術の人形みたいになってて不気味!
パドゥ

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