この映画のフライヤーに書かれていたとおり、まさにロモーラ・ガライの圧倒的なパフォーマンスに最初から最後まで引き込まれた感じ。
女性や労働者の権利向上に奔走した主人公エリノア。そんなエリノア自身こそ、だめんず・エドワードに翻弄され疲弊し、女性として悩み苦しみ続けていたのがなんとも辛い。
ラスト、タガが外れたかのように踊り続けるエリノアと、それに気づかず横で眠りこけているエドワードのシーンが印象的でした。
映画の時代設定にそぐなわないパンク・ロックがまさにエリノアの、またこの時代の女性や労働者たちの心情を見事に表現していたと思います。