忠臣蔵でありつつ、よくある忠臣蔵ネタで固めるのではなく、大内VS吉良家の謀略をめぐるスパイものみたいでそこは面白かった。
ただ中盤は少々ダレてしまったのが残念。あとこれは自分の勉強不足でもあるが、ちょっとキャラの見分けがつきづらかったのも残念。
しかし、最後の討ち入りのシーンは雪景色の中、衣装もモノトーンに寄せてたおかげで『忠臣蔵』とは思えないぐらい派手に飛ぶ血飛沫が良いアクセントになり、本気の斬り合い感があって良かった。
雑兵どもの相手しつつ、千葉真一との一騎打ちをする渡瀬恒彦のアクションは思わず巻き戻してしまうぐらい凄まじかった。さすが!!
そして、ラストの切腹シーンでズラリと並ぶ棺桶に1番悲哀を感じた。
ここまで忠義に生きながら、大犯罪なのだなと改めて思わされた。