Pandano

親愛なる同志たちへのPandanoのレビュー・感想・評価

親愛なる同志たちへ(2020年製作の映画)
3.6
60年ほど前にソ連で起きた話。
同じ国の中で、支配する側とされる側に分かれるのは恐ろしい。
小さな権限から大きな権限まであるだろうけど、支配する側になったらしがみついていないと。
何かあればいとも簡単に見捨てられるのだろう。
小さな権限のある人々は、何も考えずに大きな権限に従う。自分を肯定するために。

あのKGBが彼女に寄り添うのがよくわからないなあ。甘く感じる部分は無くてもよかったかも。

家で寡黙にしてたおじいちゃんが印象的。
ロシア革命という、もっと動乱の時を過ごしてきた世代だからこそ、孫娘の気持ちがわかるのかもしれない。

コンチャロフスキー監督の名前は聞いたことがあっただけで、作品は見ていなかったけど、ニキータ・ミハルコフと兄弟だったのか。
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