エマ

親愛なる同志たちへのエマのレビュー・感想・評価

親愛なる同志たちへ(2020年製作の映画)
3.9
この映画が製作されたのが2020年って事は、恐らくまだ2022年の事態は顕在化されていなかったはず。

偶然なのか意図的なのか。どちらにしてもロシアの今後に懸念を持っていた上で作られたのだろう。
政治に詳しい訳では無いので中々踏み込んだ考察ができないのが悔しいところ。
社会主義=悪ではなく、あくまでも指導者の問題っぽい…?
精神統制?みたいなの怖いな。実際ロシアウクライナによる戦争の際も、戦争反対した人が逮捕される事案が沢山起こったらしいし、民主主義国家で生きる我々にとってはにわかに信じ難い現実。
政治学者ベネディクトアンダーソンの「想像の共同体」で論じられているように、人は文化的人造物である国家・イデオロギーへの深い愛着を持つ。本作では共産主義。人のこのイデオロギーに対する執着や依存というのはどこから生まれるのだろうか。
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