Netflixにて。ルービックキューブのトッププレイヤー2人の話
わたしのプロフィールでいうと中学時代に半年くらいハマって最終的に3x3をアベレージ15〜20秒台くらい。調子よくて10秒台。趣味でやってたし当時は(今もかもしれんが)クソ田舎のド地方で大会とかなかったし情報もとくに調べてなかったので公式記録はなくて、飽きてからはすっぱりやらなくなった。余談ですがやったことない人向けに言うと1分切るなら3日くらいで誰でもできて、30秒ならひと月くらい、10秒台は自分程度やればできると思う。自分がそうだった。現代だと自分のやってた方法よりも洗練されたのが数多く出回ってるはずなので今やるひとはもっと早めに到達できるはず。要はパターン覚えゲーかつ運指ゲーなので。本作で描かれてるようなレベルに到達するのは当時の自分でも無理だわな、という気持ちで視聴。つーかそもそも形状が若干違ってるしこれは競技用?なのか?
はい誰も聞いてないポエムは以上です。以下はレビュー
界隈では有名人らしい二人の親交と戦いに焦点をあてた構成。二人といいつつ、そのウェイトはマックスという自閉症の青年におかれたドラマ。敗北したり結果を残せなかったときの悔しさをどう表現してしまうのか、という心配が両親から語られたくだりはなるほどたしかにと思った。彼はルービックキューブを通してさまざまなことを学び、周囲から愛されてきたのだな、っていう成長譚
もうひとりの主人公、フィリップの良さもものすごく素敵。ライバル関係にあるマックスが記録を打ち立てるたびに祝福をしたり、ほかの選手とも友好的に接したり、エモが過ぎて泣いたり。推せる。スポーツマンシップかくあれかし
ここまで語れる競技物理パズルゲームはほかになかろう。とはいえ、ここまで人口に膾炙しててもなおマイナーっていうのがちょっとおもしろい。足でやったりの多様性と寛容性はさすが彼の国。重さ50キロみたいなイロモノ枠があってもよさそう(ありそう(調べたりはしてない