ShinMakita

ファイナル・プランのShinMakitaのレビュー・感想・評価

ファイナル・プラン(2020年製作の映画)
1.2
マサチューセッツ州ボストン。1年前まで世間を騒がせていた強盗がいた。誰にも気付かれずスマートに銀行の金庫室に侵入し、扉を爆破して現金を盗む手口。世間は彼を「速攻強盗」と呼んだ。彼の正体は、元海兵隊員で爆破のプロ、トム・カーター。恋人アニーと出会ったことで足を洗った彼は、彼女にプロポーズしたのを機に、手つかずの盗んだカネを返却し自首しようと決意する。そこでFBIに連絡すると、ニべンス&ホールという二人組の捜査官の訪問を受けた。2人はトムのカネを目にして…逮捕よりもカネをネコババする道を選んでしまう。口封じのため彼らに命を狙われ、そのうえ殺人犯の濡れ衣まで着せられてしまったトムの運命は…


「ファイナル・プラン」

以下、ネタバレ・プラン。

➖➖➖


「アクション俳優リーアム・ニーソン」の最新作。といっても派手なシーンはほとんどなし。あー、車がぶつかってちょっとした銃撃戦があったっけ。家も一軒爆破されたか。
でも、それでおしまい。


要は、「逃亡者」テイストのプロットなんだけど、あまりに古風で脱力しちまったなぁ。はっきり言って退屈。敵となるニベンズが頭悪すぎて、リーアムと駆け引きできるレベルじゃないの。行き当たりバッタリで悪事重ねるから、かなり間抜けな墓穴掘りでした。自供録音で全て解決するオチなんて、1970-1990年代なら許されるけど、監視社会の現代にそれは無いだろうよ。T2のロバート・パトリックが渋くてバーン・ノーティスのジェフリー・ドノヴァンが飄々としてるのは楽しいけど、ニベンズ役ジェイ・コートニー…マクレーンの息子役だった奴…があまりに小物過ぎてぜんぜんアガらなかったのが残念。トムとアニーの出会いの場面とかデートシーンなんかはほのぼのとしていて良いんだがなぁ。アクション映画としてはパッとしません。配信か午後ローで充分。
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