こういう小さい物語を丁寧に描くことって、
本当に素晴らしいことだと思います。
邦画はこういうタイプの良作が多いし、もっと評価されてほしいです。
今作は青森の内気な高校生が、少しずつ自分というものを見つける物語。
こういう話は極端になったり、強いキャラでごまかしたりしがちだけど、
この作品は本当に品が良くて、その世界に生きている人々を大切にしている感じがしました。
主人公演じる駒井蓮さんがまた良くて、無防備な寝顔なんて最高でした。
この作品のために練習したという三味線には舌を巻きます。
本当に愛おしい作品でした。