マグリさんの映画レビュー・感想・評価

マグリ

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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.2

ボーイがガールにミーツせずにはいられない監督だと思っていましたが、
今回はそこに重点が置かれていない点がまずおっと思いました。

女性たちの連帯を意識して描かれていて、
そこはプロデューサーのあざとさ
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RRR(2022年製作の映画)

4.7

きっと忘れられない映画体験になったと思います。
笑いを堪えるのにこんなに苦労した映画は未だかつてなかったはず。
映像がすべて予想の上を行っています。
こういう映画を観たかったのです。

個人的の動物が
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秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

4.7

最高です。
子供の世界は大人が思っているほど単純ではありません。
孤独に対して子供なりに立ち向かっていきます。

母親の不在にとまどう子供の主人公が出会うのは、
その母親の子供時代の姿。そして死んでし
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ドライビング・バニー(2021年製作の映画)

3.8

おそらく多くの人はこの主人公についていけないと思います。
怒りを制御できないところがあり、無計画にことを起こしてしまいます。
でも根底にある、ただ幸せに生きたいという思いが強く伝わってくるのでとまどい
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さかなのこ(2022年製作の映画)

4.1

のんという女優は特別と言わざるを得ません。
未だに地上波では排除されがちです。
さかなくんもまた、その突出した才能のせいで生きづらさを感じていたに違いありません。
それでも我が道を行く。それはそのまま
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アナザーラウンド(2020年製作の映画)

3.6

ノルウェーの街のしがない教師と仲間たちが、
冴えない現状を打破するために取った行動は飲酒という物語。

まず主人公の冴えない教師感が最高に冴えない。
つまらない人間なんて簡単に言いたくないが、つまらな
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セイント・フランシス(2019年製作の映画)

3.9

第二のグレタ・ガーウィグの呼び声高い、ケリー・オサリヴァンが脚本・主演をこなした作品。
生理、妊娠、中絶(それも口径中絶剤)などの女性の身体性の問題をかなりリアルに描写しています。こんなに血を見ること
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サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

3.6

伊藤万理華さんの勝新のモノマネは最高でした。

時代劇を愛する女子高生が、実際にカメラを回すことになるのですが、
恋愛要素もあるにはあるけど、それ以上に好きなものがあることの強さや
その仲間たちと過ご
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グレイマン(2022年製作の映画)

3.8

007でボンドで誰よりも観客を魅了したパロマことアナ・デ・アルマス。
彼女が出ているのだから観ない訳にはいきません。

結果、最高です。今作はより攻撃的なアナが見られます。
しかもボブが似合うこと。
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わたしは最悪。(2021年製作の映画)

3.8

ノルウェーが舞台なのですが、とにかく空がキレイなんです。
白夜の空っていうのは、常にロマンティックで、人の心を揺さぶるのかもしれません。

主人公は良くも悪くも普通の女性。
自分の思うまま、自然であろ
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メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

3.8

すべてを持つ女こと芦田愛菜さんが、何も持たない女を演じます。
何も持たないけど、好きなものがあるということだけで救いになる。
そしてつながり、人生が豊かになっていきます。

作中漫画の見せ方がとても上
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三姉妹(2020年製作の映画)

4.0

とにかく、三姉妹それぞれの役者さんが最高でした。
人の目を伺ってばかりいて、自信無さげに背中を丸めている長女、
自身に溢れていて完璧主義で、他者にも厳しい次女、
奔放で自分のアイデンティティーを探し人
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ドンバス(2018年製作の映画)

3.6

今なお続くウクライナ侵攻。
東部のドンバス地方は親ロシア派も多いことから、
クリミア危機と並び以前からロシアとの闘いが続いていた地域です。

この映画はそのドンバス地方の様子をノンフィクションのように
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.7

何も言うことないです。最高です。
トム、最高。
ありがとう、トム。
映画を愛し、愛された男です。
これを映画館で観ないのはもはや罪ですよ、罪。

犬王(2021年製作の映画)

3.8

我らが湯浅監督作品です。
今回も音楽とダンスで魅せてくれました。

室町時代の盲目の琵琶法師と猿楽師の犬王の物語。
時代物というにはあまりにぶっ飛んでいます。
そうです、ロックです。

少々音楽描写が
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.8

例によって賛否両論巻き起こしているようです。
個人的にはとても楽しめました。

たしかに禍特隊の人たちの描写は確かに薄すぎましたが、
肝心のウルトラマンは最高です。
あの不気味な美しさ、あらためて感動
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東京リベンジャーズ(2021年製作の映画)

3.7

イケメン祭りの一作です。
少し前まで渋沢栄一を演じていた吉沢亮さん。
役の変わりっぷりにとまどいます。
こちらの方が合っている気がしました。

他のキャストも普段とは違う役が多い気がして、
逆に楽しん
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世界で一番しあわせな食堂(2019年製作の映画)

3.7

フィンランドにやってきた中国人父子が中国料理を通じて、
地元の人たちと交流していく、かもめ食堂的物語でした。

主人公が作る中国料理の効果が凄すぎますが、
同じアジア人として受け入れられ行く様子は単純
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マイスモールランド(2022年製作の映画)

4.2

以前、「ルポ 入管」という衝撃的な本を読んで以来、日本の難民に対する非人道的な対応に憤りを感じていました。

この映画ではそのあたりも含め、日本という国で生きづらさを感じている人たちの苦しみが描かれて
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教育と愛国(2022年製作の映画)

4.5

日本の教育の現場に政治(安倍政権)がいかに深く干渉するようになったのか、その執拗な過程を追った非常に質の高いドキュメンタリー映画です。

主に教科書の内容を政治が直接干渉できる異常な状況になっているこ
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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

3.8

スパイダーマンをふまえ、だんだんストレンジの顔見ると腹が立ってくるようになってしまいました。
こいつ、ちょっとヤバいやつだな、と。

今作ではマルチバースの扉を開いた落とし前をつける話。
平行世界とど
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パリ13区(2021年製作の映画)

3.8

もう、性に奔放がすぎるよ、と。
パリジャンよ、自由過ぎるよ、と。

華やかなパリの端の比較的貧しいエリアに住む若ものたちの群像劇。
主演のルーシー・チャンは注目のアジア系フランス女優で、
不思議な魅力
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ベルファスト(2021年製作の映画)

4.0

自分たちの居場所にいられなくなる物語。
ウクライナ問題に重ねる人も多いようです。
でもこれって世界中の歴史の中で繰り返される物語です。

この作品では子供の視点を中心に描かれていてるので、
大人たちの
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TITANE/チタン(2021年製作の映画)

3.6

これは困ったことになりました。
正直、1から10まで良くわかりません。
ストーリーを人にまったく説明できません。
が、なにかすごいもの観た、とは言えそうです。

最近わかりやすいストーリーが多い中で、
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パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

3.7

アカデミー賞に多数ノミネートされながらあまり取れなかったのは、
この作品の質意外にも原因がありそうです。
と思うくらいよくできた作品でした。

ホモソーシャルのオラつき感、マッチョな思想にうぇーとなり
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地獄の花園(2021年製作の映画)

3.0

架空OL日記が大好きなので期待していたのですが、
空回り感が否めませんでした。
ヤンキー漫画オマージュが散りばめられているのですが、
メタ視点が入り過ぎて興醒めしてしまいます。

とはいえ菜々緒が最高
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

3.7

噂に聞いていてワクワクしながら鑑賞。
なるほどアクションがすごいとは聞いてましたが、想像以上。

ファブルなんかも良かったですが、やはり女性の肉弾戦は上がります。
軽さをいかしたスピーディーなアクショ
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

3.9

昨今のダークバットマンを正当継承した引きこもり感強めのブルース・ウェイン。今までになく頼りないです。
でもスーツを着るとやっぱり強い。そんなに強くなるかねというくらい強いです。
口の部分だけ空いている
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

4.0

ちょっと思い出しちゃうじゃないの。
少々思い出を捏造してしまうほど、鑑賞後はセンチな気分でした。

なんというかフェアな恋愛映画だなと思いました。
ひょんな出会いで付き合って、ちょっとしたことで別れる
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ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

3.6

え、デカっ。誰もが思ったのではないでしょうか。
ベイビードライバーの時はあまり思わなかったのですが、
今回、その背の高さがちょっと笑えるほど目立ちました。

それはさておき、スピルバーグのウエストサイ
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.1

日本には役所広司がいる! と声高に叫びたくなります。
孤狼の血での悪漢ぶりも良かったですが、
今回の主人公はもう素晴らしい演技でした。

内にある暴力性が剝きだしてくるところなんかはドキドキします。
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映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

3.7

映画作り映画っていろいろありましたが、
ここまで映画作りの本質に迫るものってなかなか無かったと思います。
特に編集という作業に注目している点は面白かったです。
アニメならではの演出で胸が熱くなりました
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いとみち(2020年製作の映画)

4.1

こういう小さい物語を丁寧に描くことって、
本当に素晴らしいことだと思います。
邦画はこういうタイプの良作が多いし、もっと評価されてほしいです。

今作は青森の内気な高校生が、少しずつ自分というものを見
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白蛇2:青蛇劫起(2021年製作の映画)

4.1

劇場公開された中国CGアニメ白蛇の続編。
これが素晴らしい作品で虜になり、続編はいつかと思ってたらネトフリ公開でした。

今回は妹の青が主人公。舞台もディストピア的世界が舞台で、大画面で観たかったと悔
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クレッシェンド 音楽の架け橋(2019年製作の映画)

4.2

国際問題の中でもパレスチナ問題は根深いものです。
国際的なパワーバランスの変化で状況は常に変わっていきます。
日本に住んでいると当事者の思いはなかなか想像つきません。

高名なドイツ人音楽家の元で、イ
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羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来(2019年製作の映画)

4.0

日本のアニメ愛に溢れた作品でした。
ストーリー展開や動きの表現のレベルは
日本に及ばずとも劣らないものでした。

単発映画として、日本では久しく作られていないタイプの気がします。
子供から大人まで楽し
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