おどろきの白鳥

ビューティフル ドリーマーのおどろきの白鳥のレビュー・感想・評価

3.2
やりたい放題、大笑い海水浴場。

映研の連中が撮る作品の内容が、事前に思っていた以上に『うる星やつら ビューティフルドリーマー』。
「だっちゃ」「責任とってね」のセリフに、やり過ぎ感を覚えつつ。
特に、秋元才加のサクラさんは、コスプレを超えてまんまでございました。

一番の問題は、コメディタッチに大学生の映研活動を描写するだけで、オチがなく「とりあえず終わっとくか」みたいな締まらない閉まり方をするところかな。

面白いかと問われたら、私自身は、「微妙」って返答かなぁ。
押井ファンの本広さんの二次創作を楽しめるか、みたいなスタンスを観客が持てるかどうか次第。
うる星の映画を観てないと、これ楽しいのかなぁという疑念が、観てる間ずっと頭の中から離れなかった。

推測としてではあるが、新レーベルスタートにあたり、「なんでもあり」なことを示しつつ、「興行として大きく外さない」ためにパロディ感覚を取り入れたのかなぁ、と。