卒業生が残した脚本「夢見る人（うる星やつらビューティフルドリーマー）」を映画化しようと奮闘する映画部員達の物語
思いつきから始まった初の映画制作、役者や小道具が徐々に集まって行く様子にワクワクする
出演料無しで集まった素人混じりの役者達だけどやたら演技が上手い
特にあやめ先生（サクラ）は本物にしか見えない
見た目も話し方も動きもアニメそのまま
アニメの「ビューティフルドリーマー」は存在しない世界で、脚本は文章のみ絵コンテは無しなのに、構図やカメラの動きなど初めてとは思えないほどよく出来ている
戦車は本物を使おうとしたり空から落ちる場面はスカイダイビングしたり大変こだわっている一方蝶はしょぼい紙細工でバランスが滅茶苦茶
だけど初めての自主制作映画だもんなと思うとほほえましかった
この映画自体は全然学生の自主制作映画ではないけれど作中作品の自主制作感に引っ張られて頑張ってるね！いいね！と優しい気持ちで鑑賞した
漫画原作の実写映画は厳しめに観るけどパロディAVは温かい目で観てしまう気持ち
作中作品の完成品が観てみたい
