akari

Life線上の僕ら ディレクターズカット版のakariのレビュー・感想・評価

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「この線を辿って、大事な人が会いに来る。きっと俺と同じ気持ちで」
出会い方が不可思議すぎる。展開が早くて良かったです。キスシーンが素晴らしすぎてショッカーみたいな声が出てしまいます。夕希を演じる楽駆くんが可愛すぎました。もう可愛くて可愛くて、見ながら何度もかわい……って呟いていました。
夕希が純粋だからこそ晃の行動の惨さがより胸をえぐります。晃のばかっ…。元彼との愛の巣でそのまま奥さんと住むのめちゃサイコ。ただ、晃の気持ちもわかるから辛いです。きっと夕希も理解できたから強く引き止められなかったのだと思いました。依存しすぎた先の別れが怖くて一歩を踏み出せない晃に共感しました。言えばいいだけなのはわかってるんだけどできない。変わったのは夕希じゃなくて晃の方だと、冷静になればわかるんだけど当事者になると気がつけない。人間の性は残酷です。もう一度夕希に電話をかけるシーンは私まで心臓がバクバクしました。
点と点を繋ぐ線。その線上で生きている私たち。奇跡のような全ての出会いに乾杯!違うことをしている毎日も、全部線で繋がっていると思うと不思議な感覚です。斬新なラストでとても好きでした。白線上を走り晃に駆け寄る夕希が本当に可愛らしかったです。人はみな人生という名の線を辿り行き着く先は同じ。誰にどう思われるかとか、いつか絶対後悔するとか、普通とか普通じゃないとか。そんなことを考える必要なんてないのかもしれません。
お姉ちゃんが大好き!
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