南

ワイルド・スピード MEGA MAXの南のレビュー・感想・評価

ワイルド・スピード MEGA MAX(2011年製作の映画)
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ワイスピ一気見キャンペーン中。

前作までから心機一転。

シリーズ1〜4作目までに登場したメインキャラが一堂に会してチームを結成し、富豪から大金を奪うケイパームービーに仕上がっている。

これまでのレース要素やカーマニア要素が鳴りを潜めているのが特徴で、

例えば「レースに勝ったら互いの車をいただく賭け」に至ってはレースシーンをまるまる見せず

「勝って車をGETした」

という結果だけを提示。

そこに

「今までのFast & Furiousとは違うよ」

って意気込みが感じられる。

ケイパーものとはいえ"緻密な強奪計画の妙"ではなく、いかにどハデなアクションで強奪を見せびらかすかに比重が置かれている。

2台のマッスルカーに引き回されながら建物や車を破壊しまくる巨大金庫の暴れっぷりはカーチェイス史に燦然と輝くシーケンスだ。

序盤における、リオの入り組んだスラム街を巧みに使ったパルクールアクションも緊迫感があり実に良い。ジェイソン・ボーンかと思った。

ともあれ、

「今までのキャラが勢揃い」

というスマブラ展開は無条件にテンション上がっちゃうね。
南