このレビューはネタバレを含みます
幻想的な美しい物語を聞いているような感覚。廃船と化した船の中でタキシードを着ている彼は、本当に存在したのか、という語り手の言葉が思い出される。
1900の選択はとても切ないものだったけれども、その人にしか見えない世界があるんだろうね。
先がみえないこの世界、見えないことに対する恐怖を語るシーンは少し共感できる部分があった。
しかし私の中でのベストはトランペット奏者が1900へ、普通の生活を送ってほしいと話すシーン。些細な事が幸せなことなんだと、スッと自分の中に入ってきた良いシーンでした。
あの動くピアノ、私も横に座らせて欲しい!ピアノ万歳。