マチェーテ

海の上のピアニスト 4Kデジタル修復版のマチェーテのレビュー・感想・評価

4.8
初めて映画を観た頃の「心躍る感覚」を思い出しました。

1999年の映画ですが、修復作業を施さないと、劇場での上映に耐えられないんですかね。

そう考えると、何とも切ない気持ちになります。

人生やり直せるなら、映画を修復して後世に残す職に就きたいです。

音楽が肝の映画ではありますが、劇場の音響設備が飛び抜けて良くなくても、きっと素晴らしい世界観に引き込まれた事と思います。

そして、圧巻のピアノ演奏シーン。

まさかとは思いましたが、猛特訓したティム・ロス本人の演奏らしいです。

スクリーンに、彼の指だけが映し出されるシーン。

本物のピアニストの指にしか見えません。

そもそも、どうやってピアノ弾けるようになったの?? なんて聞くのは、野暮以外の何者でもありません。

ティム・ロスの顔が、どうしても小悪党にしか見えないので、−0.2点にしてしまいましたが、その役者魂には10点を差し上げたい気持ちです。

さて、この後に上映を控えている170分の「イタリア完全版」

観るべきか?

観るべきではないか?

実に悩ましい問題です…
マチェーテ

マチェーテ