久し振りに映画館での鑑賞はFilmarksさんの上映会で、満席の映画館なんて何年ぶりだろう？笑
ミッドサマーの元ネタという触れ込みながら、そもそもミッドサマーを観ていないってどうなんだろう？と思いながら、Filmarks繋がりな皆さんと鑑賞。
その内容の余りのカルトっぽさに、最後まで飽きずに観させていただきました。
行方不明の少女を探して！という手紙を信じて、３代続く領主さまの私有地という島を訪れた敬虔なクリスチャンの警察官が、異教徒たちに翻弄されつつ過ごす数日間の物語。
古代の太陽崇拝？アニミズム？を信じる島民たちと、法の番人ながら実はキリスト教に身を準ずる警官とのやり取り。
仏教徒にはその想いがまったく伝わらず、ラストまで気持ちの落とし所が分からない！
観終わって見て思うのは、原始宗教を世界各地で淘汰してきたキリスト教だって、やってる事はそう大差ないんじゃないの？って事。
法に傘を借りていくら神に祈りを捧げても、最後には「奴らを許すな」的な祈りになってしまうって、「汝隣人を愛せよ」はどこに行ってしまったんでしょうか？笑
兎にも角にも現代では絶対に作られることのない作品という意味でも、カルトの大作だと思います。
