夏野

水俣曼荼羅の夏野のレビュー・感想・評価

水俣曼荼羅(2020年製作の映画)
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水俣病を巡るドキュメンタリ。6時間12分の長尺のため、第一部から第三部まで分かれています。水俣病の歴史、水俣病の認定に係る訴訟、水俣病に関わる人々、国や県とのやりとりなど、よくここが撮れたなというシーンが多く、とても見応えがありました。第三部は小説家の石牟礼道子も登場し、短いながら、強い印象を残しました。1月3日は原一男監督のトークショーもあり、いまだに訴訟が続いていることなど、水俣病は終わっていないということがよくわかりました。15年間撮り続けた渾身のドキュメンタリであり、長いだけの理由があると思いました。最後まで引き込まれました。
宮崎キネマ館にて1月6日まで上映予定です。
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