空に住むのとらのレビュー・感想・評価

地面の場面では地面の音が、空の場面では空の音が。けれど、猫を亡くしたパニックの最中にかかるのは交通で、本の出版を決意する場面でかかるのは航空だ。

地と空とが混ざり合う。

意味深なセリフの応酬には疲れさせられる。

ハッとする場面も。
序盤の猫がまあ可愛く撮れていること。
事後の多部未華子の背中越しのあのシーンの肉体の迫力。

岸井ゆきのもベテランのよう。