こいと

落語娘のこいとのネタバレレビュー・内容・結末

落語娘(2008年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

高槻ではやってないので梅田まで行ってきました(^^ゞ

原作は、女性落語家の奮闘ぶりと禁断の怪談噺の比重がどっちつかずであまりいい作品ではなかったんですが、映画の方は・・・やはりどっちつかずでした(笑)

でも津川雅彦の癖のある噺家ぶりはさすが。
冒頭から「黄金餅」のお寺までの立て弁が出てきましたが、すごい!

後半は禁断の噺「緋扇長屋」を語るのですが、津川さんが語るのは地の文ばかりで、タイガー&ドラゴンのときのように映像で再現されてるのが非常に残念。その再現ドラマで出てくる幽霊役の女優さんが笑うぐらい下手やったしぃ・・・。もうちょい落語させても良かったんちゃう?できる役者さんやねんから。

で、主人公のミムラが良かった。
演技は普通なんやろけど、落語が巧い!
「たらちね」や「影清」は場面も少なかったのでよくわかりませんでしたが、公園で「寿限無」をやる場面。間の取り方がちゃんと落語になっていて、くすぐりも入っていて(指導は喬太郎さんかな?)どんだけ稽古しはったんやろと感心も得心もいたしました。

喬太郎さんも高座がちょこっと映ったし、昇太さんもちょい役で出てたり(エンドロール見てたら笑福亭純瓶さんも出てたそうやけど発見できず)落語ファンなら充分楽しめましたが、そうでない方にはそれなりの映画だったのでは?
こいと

こいと