ワンダーウーマンをはじめ、フラッシュ、バットマンなど他のDC映画ネタは勿論のこと、子供たちが『グーニーズ』とか『アイアン・ジャイアント』のTシャツを着てたり、部屋にアナベルの人形が置いてあったりと、DCファンのみならず全ての映画ファンを楽しませる小ネタを散りばめつつ、「前作の内容を殆ど覚えてない」というウチの奥様に「凄く面白くて全然飽きなかった」と言わせるサンドバーグ監督の手腕に脱帽!
まぁ前作もサンドバーグ監督なんですけど・・・。
冒頭の美術館のシーンや、崩落寸前の橋での恐怖描写というかドキドキさせる演出は流石の一言。
クライマックスに出てくるサイクロプスやキメラの造形も恐ろしく、ヒーロー達のピンチが絶望的であればあるほど危機を乗り切った時のカタルシスも大きい。
劇中で主人公が『ワイルド・スピード』シリーズを例に挙げていた通り、最後には本作が「ファミリー」についての映画なんだという事を痛感し、ほっこりさせられる。
でも本作が『ワイルド・スピード』のように長く続くシリーズになる可能性は、もう無いのだろうか?
まだまだ彼らの成長を見たいのに・・・。