小原ブラス

ザ・フラッシュの小原ブラスのレビュー・感想・評価

ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)
4.0
これは面白い!!

アメコミ作品は色んなヒーローが混在した世界で、何がなんだか分からないというイメージを持つ人も多いが、まずアメコミといえば「マーベルコミック」と「DCコミックス」が2大巨頭だということは最低限理解しておきたい。

マーベル作品=アイアンマン、キャプテンアメリカ、スパイダーマン、マイティソー...etc それらがチームになって戦うのが「アベンジャーズ」

DC作品=スーパーマン、バットマン、アクアマン、ワンダーウーマン、フラッシュ...etc それらがチームになって戦うのが「ジャスティスリーグ」

今回はこれがDC作品のジャスティスリーグの世界線で、特にフラッシュという早く移動できるキャラに焦点があたったものだと理解すれば、事前知識なくとも誰でも楽しめるはずだ。

DC作品は生真面目で暗いイメージがあったが、今作はDC作品でもこんなにふざけていいんだ?って驚くくらいに笑い要素が多くて終始楽しかった。私生活では問題児だけど、俳優エズラ・ミラーの醸し出すあの独特な物足りなさや悲壮感は他の誰にも真似出来ないなと改めて実感。母性本能をくすぐる俳優だけに、母への強い思いがテーマだったのがしっくり来る。

【お気に入り3シーン】
・病院崩壊の赤ちゃん達を助けるシーン。
・母との別れ。
・エンドロールの犬。

6月16日、マーベルの「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」と同時公開でテーマも同じマルチバースを扱ったもの。マーベルvs DCとなった訳だけど、個人的には完全にDCの圧勝。
小原ブラス

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