DCユニバースの不安定な立ち位置を上手く繋げた良作であると感心。
まずジャスティスリーグの中心となる蝙蝠男のベンアフが役を降りて単体作が無くなり大ピンチ、何とか他メンバーの単体作で首の皮一枚という所だったが、世界観やキャラの続投に説得力が欲しいこの危機に革命を起こしたと言ってもいい本作。
ベンアフ蝙蝠卒業の理由付け以外にもフラッシュ単体作としても良かった。
まず力の発現だが、ここも敢えてもう1人にやらせる他に無い展開。
そして今やライバル社お馴染みのマルチバースだが、ここも入口は違うものの超高速による弊害と理由としてはそこそこ筋が通る。
そしてタイムトラベルの影響だが、ここもトラブルから結末まで、多少どこかで見たような気もするが、感動的で満足だった。
当人の年齢や、若い上の未熟さや口が回る所などM社の蜘蛛男と比較してしまうのだが、今作は全然負けてない。
スーパーパワーの対価として燃費が悪く、カロリー補給の為に大食いになる魅せ方が正統派で好き。何の説明もなくスーパーパワーを振るうヒーロー達が蔓延る中で人間味が感じられて良い。
そしてキャスト
蝙蝠男再来は当然興奮要素だが、スーパーガール役のサッシャ・カジェ。あまりの美しさに神は不平等だと嘆きたくなる。
ヘンリー・カヴィルも美しかったが劣らぬレベルの完璧さ。
エズラ君は相変わらず目がギョロギョロしてて良い。幼さの中に時々セクシーさが滲み出る感じがたまらん。
