じょん

ザ・フラッシュのじょんのネタバレレビュー・内容・結末

ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

思い返すと文句ばかりがでてくる。今までのヒーローたちがたくさんでてきたけど、ただでてくるだけでいいと思っているように感じる。そこにはなんのドラマもなく、浅すぎる。くらべて悪いけど『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』はすごくよかった。なぜなら(みているこちらのなかにも)しっかりドラマがあったから。マルチバースってすごく気を付けないといけないと思っているんだけど、まさにダメなマルチバース。冒涜感すらある。
バカがバカなことをして展開が悪いほうへ転がっていくストーリーも好きじゃない。「だってそういうもんだろ」とも思うんだけど「もう、またそういうやつかよ」と苛立ちに近い感情を抱くことも少なくない。自分の性格の問題だろうけど、これがない映画もたくさんあるしなあ。
ギャグが全部おもしろくない。そもそもそんな空気じゃないとおもうんだけど、アメリカ人は笑うのかな?数もすごく多いし結構なノイズだった。これは自分が求めていないだけかな。
ぎこちない3Dアニメに切り替わりすぎて冷める(覚める?醒める?)。なんか、映画のCGってこんなんだったっけ?映像の解像度に追いついていないのか目が肥えたのか、前はこんなに強烈な違和感はなかったと思うんだけど、最近の映画にはよくこれがある。なんなんでしょ。
マイケル・キートンはマイケル・キートンだからかっこいいんだけど、かっこいいだけだった。もったいない。あとベン・アフレックの顔は何度見てもブルースに合っていないように思うから嫌。
ラストのお母さんはよかった。あとは思いつかない。でもマルチバースに関する文句がすごくでかいだけで全体的にみてつまらないわけではない、と思う。