このレビューはネタバレを含みます
20240123
わりと面白かった。
恥ずかしながらフラッシュ誕生の経緯を知らなかったので、今回それが描かれたのは良かった。
キャラクターはみんな魅力的だった。
ふたりのバリーは同一人物のはずなのに、育った環境の違いで性格も真逆。
人の話を聞かないうざキャラの過去バリーが、あることをきっかけに使命感が芽生え、戦士になる場面はすごく良かった。
バットマンも良い。戦い方がすごくバットマン。マントで舞い降りるシーンは大興奮しました。
スーパーガールはセクシーで可愛かった。
太陽光を得て大暴れする場面は最高だった。
スーパーガールのSは希望のS。
というかんじで、キャラクターはすごく良かった。問題は結末だ。
ネタバレだから言うけど、結局あの世界救えてないじゃん!
そりゃ、主軸は時間移動と過去改変の歪みの問題であって、転移先の世界はどうでもいいのかもしれない。
でも、あの世界の人々はどうなるのか。
たった1人の子供しか救えなかったという後悔は、今回その子供すら救えてないじゃん。
なんの意味もなくなったじゃないか。
そんでラストのラスト。
自分の世界に戻れたんじゃないのか!
そりゃ、スーパーでトマト缶の位置をちょっと変えたけど(あそこの母親との対話シーンは泣きそうになった)、あんだけ頑張ったんだから、ご褒美にハッピーエンドでよくない?
前歯がポロリと抜けて終わり、なんてそんなコメディ映画じゃないんだから。
というわけで、途中まではすごく良かったけど、終盤は大きく不満が残った。
バリーをあの世界に帰してあげて・・・。