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ベイビー・ブローカーのyのレビュー・感想・評価

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)
3.9
釜山でクリーニング店を営むサンヒョンと、教会の養護施設で勤めるドンス、そして赤ちゃんボックスに子どもを捨てた母親ソヨン、3人の利害が一致して子どもを売りに行く物語。

人身売買、子どもを売る親、ブローカー、警察官...
文字だけを見ると瞬時にそれぞれの善悪を判断できる。
でも物語を観ているとどうして子を売らなければならなかったのか、捨てなければならなかったのかが分かってきて、当事者だけではなく社会的な背景に大きな問題があるのではと感じるようになった。

登場人物はそれぞれが過去に心の傷をかかえていたけど魅力的で、人身売買しなくて良い場所で生きてほしいと願わずにいられなかった。
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