ちょうど今怪物上映中なうえに作品にはまってる最中なので是枝監督の未見の作品を見てみたくなった。
ブローカーの男達と産みの母、赤ちゃんを一番高く買ってくれる相手を探しつつ次第に疑似家族を形成していく話。
ちょうど一昨日の、韓国８年間で2200人余の出生届未提出「消えた赤ちゃん」という見出しのニュースを読んだばかりだったので、この映画の赤ちゃんが血の繋がりの無い人達に見守られながら健やかに成長している様子にほっとする。
子どもに絶対的な安全と安心感が保障される環境が提供できるならこうして複数の他人が育てるのもありではないかと思う。
出てくる人達は一言で言ってしまえば犯罪者なのだが、一方で生身の人間の部分を見つめる是枝監督の、人を見る目の優しさを感じた。
WOWOWのW座の録画を見たが小山薫堂さんの、熊本の赤ちゃんポストのエピソードにこの映画以上に衝撃を受けた。
