とらキチ

ジャパン・ロボットのとらキチのレビュー・感想・評価

ジャパン・ロボット(2019年製作の映画)
4.0
劇場公開時鑑賞しましたがCSにて再鑑賞再レビュー。
IMWJ2020 ③
まぁ何しろ「絶対中に誰か入っているでしょ!」感いっぱい(実際入っているのですが💦)のあのロボット🤖のキュートさに尽きる。自然豊かな田舎に突如出てくるあのロボット🤖の謎の存在感といったら!あれはもしかして、やたらと主人公一家に付き纏っていた兄弟のお父さん、遺影で一瞬映ったあのクンニャッパンが中に入っていたのかな?って想像してしまうし、動きが完全に人間の動き過ぎて、もう愛おしくなってしまう。
これといった産業の無い地方都市での就職難、そして年老いた親の面倒を子供がずっと見なくてはいけない…といった親子関係がテーマの作品でコレに関しては万国共通。インドでも日本でも変わらない問題。
日本企業がロシアに研究所、工場を作るとは思えないが、日本描写そのものはまぁまぁな感じ。リアルにケーララ人と日本人のハーフでロシア育ちというヒロインの娘(ケネディ・シルドさん)も登場時の謎の中国的劇伴以外は気にならなかった。「フェアウェル」のオークワフィナ共々今後注目すべき存在。
あまり多くを語らない、情感を読み解いていく作品。次第にロボット🤖と心を通わせていく、あの頑固爺さんの心境は最後どんな境地までいったのだろうか?ラストシーン、二人で乗ってたバイク、運転手が入れ替わっていたのだが、そんな境地までいっていたんだねぇ…。
そして1番の衝撃が、その頑固爺さんを演じていたのが「グレートインディアンキッチン」で、あのクソ夫役を演じていた人と同一人物だったって事!
とらキチ

とらキチ