ジャパン・ロボットの作品情報・感想・評価

ジャパン・ロボット2019年製作の映画)

Android Kunjappan Version 5.25

製作国:

上映時間:140分

3.9

あらすじ

「ジャパン・ロボット」に投稿された感想・評価

Potaro

Potaroの感想・評価

3.9

このレビューはネタバレを含みます

テーマ的にはロボットと人間の交流ではよくあるもの。音楽も普通でした。トータル見で良かったです。

自分と主人の関係を的確に伝え、依存を解消しようとするクンニャッパン。きっとどこかでわかっていただろうが、認めたくないほどの感情が生まれてしまったお爺さん。ラストまでほとんど感情を抑えていた分、泣き笑いが溢れ出てくるシーンがとても印象的でした。
ラストは色々解釈があるようですが、私は悲しい捉え方をしてしまい。わかりやすい幸せを1つ提示してくれたらとても自分好みなのです。
IMWJ2020鑑賞第3弾
何しろ 絶対中に誰か入っているでしょ!感いっぱいのロボットに尽きる。あれはもしかして、やたらと主人公一家に付き纏っていた兄弟のお父さん、遺影で一瞬映ったあの人が中に入っていたのかな?動きが完全に人過ぎて、もう愛おしくなる。
これといった産業の無い土地での就職難、親の面倒を見なくてはいけない、といった親子関係など日本と変わらない問題がある。
日本企業がロシアに研究所、工場を作るとは思えないが、日本描写はまぁまぁ。日系のヒロインの娘も登場時の謎の中国的劇伴以外は気にならなかった。フェアウェルの娘に続き注目の存在。
あの頑固親父の心情は最後どこまでいったのだろうか?二人乗りのバイク、入れ替わっていたが、そこまでいっていたんだねぇ。
泉くん

泉くんの感想・評価

4.0
国際的で普遍的なテーマを扱ったとっても可愛いロボット映画。インド映画のイメージが更新された。
mary

maryの感想・評価

3.6
ルンギ巻いてるロボット初めて見た可愛い。

さりげなく不穏な空気醸し出してくるからいつ血みどろの事件が起こるかってドキドキした。

ラストの解釈がいろいろあっておもしろいな。
ezu

ezuの感想・評価

4.0
文明の利器を毛嫌いする偏屈な父と父の介護に手を焼く無職の大卒エンジニアな息子、父の介護に息子が連れてきたキョート製のロボット。
設定や会話から予想した展開が尽く外れる読めないストーリーと淡々と進んでいく展開に言葉に詰まるようなラスト、てっきりコメディだと思って(やり取りのテンポは確かにコメディなのだけど)観に行ったら衝撃を受けました。
上手く言葉にできないのだけど、最後の「クンニャッパン……」が脳裏に焼き付いて忘れられない。
みかん

みかんの感想・評価

3.6
ロボットを人型に作るのは日本人だけだという話をどこかで聞いたことがあったが、この映画の介護?ロボット・クンニャッパンも日本企業製なせいか、とても愛くるしい人型をしている。
これが例えばルンバみたいなロボットだったらこんな話にはならなかっただろう。人型のものに人は心を寄せやすい。そして何故か相手もそうだと思い込む。
初めは拒絶していたのが、会話をし、頼るようになり、果ては服を着せる。息子は父の世話をさせるためにロボットを置いていったが、父にとってちょっと頼りなげなクンニャッパンは面倒を見てやらねばならない子供、疑似家族となった。
しかし人が人である理由、心はメモリやログとは違う。機械と心を通わせることはできない。人は人としか繋がれない。
丁寧な日常描写の中にこんな形で非情さを忍び込ませ、観ているものを突き落とす。稀有な作品だと思う。
レク

レクの感想・評価

4.0
ヘルパーたちが手を焼く頑固爺の元へ送られた日本製ロボット。
親子の確執と疑似家族、想い出と記憶、感情とプログラム。

着ぐるみ感満載のロボットなど脱力系コメディに見せかけ、鋭い皮肉を随所に散りばめる。
誰もが生まれた時は無知。
愛は義務じゃない。
固まった心を解す感情のない機械に愛を見出す。

人間とロボットとの間に築かれていく愛情は現代のスマホ依存を連想させる。
近未来で起こり得る皮肉が含意するメッセージは優しくも震える。
nori007

nori007の感想・評価

3.8
タイトルからしてコメディかな?と思わせておいて実はすごい深い映画であった。

主人公の父親は、偏屈で頑固者。しかし一人では心配なのでヘルパーを頼むが誰一人長く務まらない。そこで日本製のロボットを使ってみると。。。

このロボット、クンニャッパン人が入ってるのもろわかりじゃん!となめてました!笑
父親同様に、こんなもの!と最初は思っていたのだけれど。。。

物語が進むにつれてクンニャッパンがかわいく思えてくるんですよね。その感情の変化はもう父親と完全シンクロ!。

そしてラストになるのだけど。。。ここからはネタバレになるので下方に書きます。



























クンニャッパンは、非常に優れたロボットだったのかもしれない。いやきっとそうなんだろう。終盤に息子は父親の元に戻ってきた。クンニャッパンは父親の自分への依存を解消するために、あえて嫌われるセリフを言っていたのではないか?自己制御モードも嫌われるための計算だったのではなかろうか?
もちろん人間に手を挙げる個体もあった。しかしそれは人間の悪意をラーニングした結果なのではなかろうか。そう考えるとなんとも美しくも悲しい話である。
そう、あそこまで突き放してくれないとクンニャッパンの依存度は解消出来ないだろう。

出来ることならスターウォーズのドロイドとしてそっちにも出演してもらいたいくらいだ。

このレビューはネタバレを含みます

【あらすじ】
ロシア経由でケーララ州の片田舎にやってきた日本製ロボット、クンニャッパン。便利な機械を拒む頑固老人の心は、お手伝いロボットの登場によって変化していき、ロシアに働きに出かけた一人息子との関係も揺らぎ始める。(IMW2020サイトより)


ひとつだけ嘘をつく物語が好きだ。『ジャパン・ロボット』もそんな作品。日本製の試作アンドロイド Ver.5.25 愛称「クンニャッパン」。物語は彼(?)の存在以外はすべて我々の世界と「当たり前」を共有している。もちろん舞台であるインドのケーララ州のリアルについての知識がほとんどないから「当たり前」という演出を信じているだけではあるけど。

さて、ロボットに心はあるのか――このテーマは“ロボットもの”の永遠の定番である。もちろんこの作品でもこのテーマは取り扱われる。しかしそれは物語のメインテーマではなく、むしろ「人間はロボットに心の存在を感じるのか」が掘り下げられているように感じた。描きたいのは「人とロボットとの心温まる交流」ではきっとない。たまたま日常にロボットが紛れ込んだだけの人間たちの物語だ。

息子が連れてきた家事ロボット「クンニャッパン」を老人はガラクタと呼び、相手にしない。しかし二人(?)で暮らすうちに次第に愛着を覚え、人間扱いするようになる。それはなぜか?「便利」で「従順」だからだ。これまでは息子が一番「マシ」だったが、クンニャッパンはそれ以上に「便利」で「従順」で、更に「継続的」だったのだ。自分をずっと「愛してくれている」と感じたのだ。

物語の結末は少しビターだ。いくつか示唆されたハッピーエンドへの分岐も全て曖昧だ。ひょっとすると全て上手くいったのかもしれない。クンニャッパンのメモリは無事回収され、老人は想い人と再会し、息子との関係も修復される――逆にクンニャッパンのメモリも老人の心もすで壊れてしまっているかもしれない。解釈の余地を残したラストは観終わったあとも簡単には席を立たせてくれず、長く余韻を引く。

『ジャパン・ロボット』は設定から期待されるような感動ストーリーではない。人間は自分たちの都合で何にでも心を見出す。ちょっとやさしくされただけでいとも簡単に落とされてしまうチョロい存在なのだという警告を読み取ろうとするのは悲観的過ぎるだろうか。

夢がない? そうかもしれない。だがこれほど人間側の都合から一方的に描かれたロボットものは貴重だと思う。生活感に溢れるケーララの情景も含めてSFであることを忘れさせる印象的な作品だ。
ai

aiの感想・評価

3.5
「無職の大卒」に続いてまたも無職のエンジニア。日本と中国がごっちゃになってたり、会社はロシアで上司がインド人なので日本の要素あまり無かったりするのが気になる。ヘルパーを厄介者扱いしたりカーストで差別したりする偏屈な父親が、ロボットの献身的な世話で心を開いていく過程が良かった。ロボットとの演技はほとんど一人芝居だからバスカラン役の人はすごい。ラスト、ロボットの行く末がどうなるのか分からない状態なのがモヤモヤする。
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