OSHO

アイの歌声を聴かせてのOSHOのレビュー・感想・評価

アイの歌声を聴かせて(2021年製作の映画)
3.5
かなり無茶苦茶なストーリーだけど、なぜな好きなアニメ映画。

主人公の母親の勤める会社の最新AIロボットが、とある高校に1週間潜入して、ロボットだと気づかれなければ合格。
というはじめから、そんな訳ないでしょ…という設定からはじまる。

そのAIロボット(詩音)がポンコツというか、空気を読めないというか、自由気まますぎる。
それでいて圧倒的なパワーのあるロボットだし、高校に送り込む前に、そのAIロボット、ちゃんとテストしたのかよ…と思うけど、

そこから先は、王道の青春映画になっていく。
その青春映画の部分はそれなりに面白いけど、終盤、最先端AI会社のセキュリティの甘さにびっくりする。

つっこみどころが多すぎるし、青春映画のパートもベタでかなりありがちなんだけど、
不思議な魅力があって、なぜか好きなタイプの映画。

AIロボット、詩音の声を土屋太鳳さんが担当している。
俳優としても、タレントとしても、あざとい感じがしてあまり好きではなかったけど、
空気の読めない美少女AIロボットの役は、見事にハマっていた。
土屋太鳳さんをはじめて凄いと思った。
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