ホラーオマージュの最高峰。
「時をかけるビッチ」の次は殺人版『君の名は。』だ！！
『ハッピー・デス・デイ』で(個人的には)最高に笑えて、感動させてくれたクリストファー・ランドン監督最新作。またしてもホラーをコメディとして描きながらも「家族愛」というテーマをそっと中に組み込んだ良作でした。
物語が始まった途端、「11日の水曜日」のテロップが出て思わず吹き出してしまいました。「イチャつく若者は必ず殺される」というホラー映画の教科書に載っている基礎中の基礎を『13日の金曜日』のオマージュを醸し出しながら映像化。映画館でこの定番シーンを観れたのだけでもう満足です。
その後も体型も全て『13日の金曜日』のジェイソンそっくりの殺人鬼にB級感すごいナイフ、『ハロウィン』のように殺人鬼がマスクを被る、『シャイニング』のカメラワークなどと、あちこちにホラー映画のオマージュ要素がたくさんあります。動く「ミッケ！」のような楽しみ方もあります。
『ハッピー・デス・デイ』の主人公は何度も何度も殺されて成長した2部作による成長日記でしたが、本作の主人公も殺人鬼と入れ替わって色々なことを経験し、今までの自分とはおさらばします。やはり本作も感動する素晴らしい作品となりました。
