rin

ザ・スイッチのrinのネタバレレビュー・内容・結末

ザ・スイッチ(2020年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

流石ブラムハウス!面白かった。

 殺人鬼と女子高生が入れ替わるお話。
すごくわかりやすく作っているな、という印象だったので、頭を使わずにサクッと見れる映画だった。
 13日の金曜日をちょっとオマージュ(と言っていいのか?)しているところが個人的にはクスッと笑えるところだった。フォントとかは寄せてるな…。

 個人的にブラムハウスのホラー映画は好きなものが多いので、そもそもの期待値は高かった上に、ハッピーデスデイが好きな作品だったので、楽しみにしていた。

 まず冒頭、寡黙で残虐な殺人鬼の殺戮シーンはやはり13日の金曜日のようなものが多く、グロい、怖い、よりは感嘆してしまった。馴染み深いとはまた違うが、ホラーの王道といえば王道である。
 入れ替わり前の、女子高生のシーン。彼女は気弱だということがすぐわかるシーンが続く。ただ、信用できる友人はおり、授業を遅刻した時に話しかけてきた男子学生の時間の話は露骨に伏線とわかる話し方だった。それぞれのキャラ付けがしっかりできていて、話の流れも王道、という感じだとは思う。
 女子高生はよく口元に手を持ってくる癖があったため、入れ替わった後(女子高生が入った殺人鬼)同じ仕草をすることで、入れ替わりをわかりやすく表現していてよかった。あくまで素人目なのでなんとも言えないが、当然、俳優さん女優さんの演技が上手いので本当に入れ替わっているかのように見えた。

 その辺の細かい仕草とかで、話のわかりやすさ、伝わりやすさは雲泥の差が出ると思うので、ハッピーデスデイなどのように、この映画も頭を使わず楽しめると思う。

 ちょっとクスッと笑えるようなシーンもあったので、あまり緊迫感は無かったが、まあそこそこグロいシーンはあるので、カップルとかで見るのはおすすめしない。
 ハッピーデスデイを見た人で、それが好きだった人は好きだと思うのでぜひ見てほしい。
グロいシーン、というか殺人鬼の殺人シーンはファイナル・デスティネーションとかファイル・デッド・コースターとか、その辺のシリーズっぽさを少し感じるなぁと思った。監督とかは全く違うが。
 ホラーにおいて、入れ替わりネタは今まで見たことはないが、話の流れとかは王道なので、普通に面白かった。
rin

rin