キヨ

ザ・スイッチのキヨのネタバレレビュー・内容・結末

ザ・スイッチ(2020年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

内気な主人公ミリーはスクールカースト上位の男女からいじめられ、教師のウケも最悪。
部活もチアと言っても、学校のマスコットキャラのバービーの着ぐるみを着てもっさりした動きをするだけ。
幸い、友人には恵まれており、黒人の女の子とゲイの男の子が大親友。
ある日の部活終わり、迎えにくるはずの母がまだきていない。その日は、高校生を惨殺した殺人鬼が逃亡中という知らせもあり、友人二人はミリーの迎えが来るのを待つと申し出るも、ミリーはそれを断り、一人で待つことに。待てど暮らせど母は来ず、携帯も電源切れ。
そんな中、逃亡中の殺人鬼がミリーの元に現れて、ミリーはダガーで襲われ怪我をおう。間一髪のところで警察官の姉がやってきて、ことなきを得る。
しかし、翌朝目覚めたミリーはどこか様子がおかしくて……………………

スプラッタ要素がありつつ、ファンタジー展開のドタバタ映画だった。割とずっとポップな雰囲気で、ギャグ映画っぽかった。

中身が殺人鬼のミリーと、中身がミリーの殺人鬼二人の演技がすごかった。中身がミリーの殺人鬼、可愛すぎる。
あと、ミリーの片想いの男の子が凄いいい子で、中身がミリーなら、それはミリーだよって中年男性にキスしようとするの、童話の中の王子様じゃんって思った。

ラストは、呪いが解けて二人の中身は無事戻るんだけど、殺人鬼がミリーにお礼参りに来る。入れ替わり経験からメンタル強くなったミリーが、殺人鬼をぶっ殺しておわり。このラストが面白すぎて笑ってしまった。
一回包丁で刺そうとするけど躊躇ってさせなかったのに、最後は杭のような形状のものを殺人鬼の背中に突き立てた上に、それをさらに足で蹴って、殺人鬼の体を貫通させてて、めちゃくちゃ強くなってるじゃんって爆笑してしまった。

ポップに明るくカジュアルに惨殺が行われるので、テンポが良くて良かった。
キヨ

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