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冬のほつれまでのかずシネマのレビュー・感想・評価

冬のほつれまで(2020年製作の映画)
3.3
パターソン的な作りやなぁ。
この作風好き。あと喫茶店の猫可愛い。

正直、全員に苛ついた…w
結局全員が自分、自分やんか。
相手の感情も距離感もお構いなしに声をかけたい自分、声をかけられても相手を無視して1人でいたい自分、呼び止めてでもどうしても世間話と占いを言わねばならない自分。

ただ、苛つきはしても気持ちが分からない訳ではない。
孤立してんじゃなくて、1人でいたいだけ、なんよな。気づかいは普通にありがた迷惑で。
自分のテリトリーや自分の時間にズカズカ踏み込んで来て欲しくはないわな。
やけどやっぱり、ガン無視決め込んどいて嫌味だけは言うってどうなんよ。
あの娘も、主人公が放っておいてほしいのと同じくらいに無視されて悲しかったんやろ。
ありがた迷惑やったし、距離感詰め過ぎやし、察しも悪いし、やった事は絶対にアカンけど。
お店の人が毎回声かけてんのは心配だから、だろうし。

あの若干不穏な感じは…作品が持っていた雰囲気的にはどうなんやろう。

ベランダあったかそうやなぁ。


こちらは主人公の特性がどうこういう主旨の作品ではないと思う。なので触れない。


東京学生映画祭作品。
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