まっつん

らせん階段のまっつんのレビュー・感想・評価

らせん階段(1946年製作の映画)
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障がい者の女性を狙った連続殺人が発生。幼少期のショックから声を出すことが出来ないヒロインにも魔の手が忍び寄り…犯人の主張は「人でなし」そのものであるが、こういった主張がさも「綺麗事じゃない正論」かのように飛び交い、受け取られる現代の有象無象を思って暗澹たる気持ちになってしまった。なかなかスローなテンポの作品だが、後半30分の畳み掛けるようなスリルは圧巻。舞台となる屋敷の面々も個性的で良かった。犬のカールトンも可愛い。