らせん階段の作品情報・感想・評価

「らせん階段」に投稿された感想・評価

子供の頃に両親が焼死したショックで声を失った若いメイドが、嵐の夜に奉公先の屋敷の中で謎の殺人鬼に狙われる恐怖を描いたノワール。暗闇の中に切り取られた眼のクローズアップが怖すぎ。全体的にほとんどホラー。最初から狂った世界観でキレキレにぶっ飛ばしてくる。妄想の中の結婚式の悪夢感がすごい。寝たきりの奥さん役のエセル・バリモアがいい味出してる。
2017.9.5 DVD(字幕)
324

324の感想・評価

3.8
眼! 建築構造的に楽しめる映画は外れない。死ぬまでに何回観ても楽しめそう。
いずみ

いずみの感想・評価

4.8
死ぬほど面白かった。最初のヘレンにカメラを向けつつも男の姿を映し出す横移動には惚れ惚れ。地下室のらせん階段が出てくるシーンは少なかったものの、陰の使い方がめちゃくちゃ上手い。キレキレのショット。音楽で恐怖感を煽らないできちんと映像とヘレンの演技で物語ってるのが非常に映像的。設定自体、ヘレンが声を出せないというまさに映像で物語ることを前提に展開されていくのはわかるものの、それを見事にやってのける。超怖い。ラストのどんでん返しは成る程…と思った。
主演の人かわいい。感情移入しまくって終始ドキドキハラハラした。
殺人シーンの演出は非常に好き。当時はサイコしかり頭使って殺す描写を描いてたんだなと感心。

妄想シーンは結構モダンな演出というか独特でいい。
ただなんか最後のゴタゴタっとしたのはちょっとイラついてしまった。

白黒サスペンスって最後の最後にベラベラ喋っちゃう演説というかガッツリ丁寧に説明入るからうーんってなる
もうちょっとスマートな感じの方が個人的には好きなのでもうちょっと自然な方がよかった。面白いけど。

現代の映画は進歩してるなーと思うと同時に当時は色々アイデアがあってそれもまた一興と思う
ロラン

ロランの感想・評価

3.5
失語のドロシー・マクガイアの表情を眺める映画。無声映画に涙する冒頭の彼女の可憐さ。馬車を降りた彼女が一人で森を歩く場面が美しい。ただ、螺旋階段を使ったクライマックスまでは弛緩している。
とにかく画面が豊か。
話は退屈するけど。
panda

pandaの感想・評価

4.8
最後まで観る側を飽きさせない映画!
犯人、予想つかなかった!
furamin105

furamin105の感想・評価

5.0
最初の殺人シーンからしてもう凄い。
ノワール、恐怖映画から最後は感動的なドラマで締めくくられる。
とある豪邸にて使用人として勤めている失語症の娘が、障害者の女性ばかりを狙う連続殺人事件の次なるターゲットにされてしまう。豪邸の室内劇をメインにした、サスペンス映画の古典。

口のきけないヒロインが精神的に追い詰められていく様子がスリリングに描かれている。周囲の異変に対して、自分の考えを率直に述べることができない苦しみ。窮地に立たされても、助けを呼ぶことができない恐怖。このあたりの描写は特筆に値する。

ごくありふれたミスリード狙いが容易に読めてしまうため、「こいつが怪しい」と思った人物が本当に犯人だったりするが、ヒロインへの感情移入がちゃんと働くから、「がんばれー!」という応援の気持ちが最後まで持続する。

レンズフィルターを利用して、映像に変化を加える演出も効果的。あと、ヒロインの妄想世界がドラッグ映像のように展開するのも面白い。