MasterYu

炎のデス・ポリスのMasterYuのレビュー・感想・評価

炎のデス・ポリス(2021年製作の映画)
3.6
アメリカ・ネバダの砂漠地帯に佇む警察署。
そこに警官を暴行した男が収監された。更に飲酒運転で捕まった男も同じく収監される。
しかし男たちはそれぞれに別の理由でわざと逮捕されたのだった。
かたやマフィアに命を狙われる詐欺師、かたや凄腕の殺し屋。
一触即発の留置所を新人警官ヴァレリーがおさめるが、今度は別の殺し屋が警察署に現れ大惨事に・・・。

邦題、フライヤーデザイン、キャッチ、そこから受ける印象は、誰がどう考えてもドンパチ全開のB級作品でしょ?
私同様、「何これ?想像してたのと違う」って思った人は多かったのではなかろうか?

逃げ場所を求めて留置所に入った詐欺師、その詐欺師を殺すために同じくわざと捕まった殺し屋。更にそこに飛び込んでくるサイコパスな殺し屋。その中で板挟み状態になる新人警官。
その状況設定に興味を惹かれるし、それぞれの腹の探り合い、心理描写も巧みで、先を読ませない展開もいい。
宣伝にいい方向に裏切られた良作でした。
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