フンボルトペンギン12号

炎のデス・ポリスのフンボルトペンギン12号のレビュー・感想・評価

炎のデス・ポリス(2021年製作の映画)
3.5
宣伝を見たときは要塞警察のような派手な映画を期待したがイマイチ盛り上がらず。どちらかというと要塞警察より同監督のスモーキン・エースに近い感じ。
アクセルがかかり始めるのが遅い。中盤までは登場人物や展開がゆっくり増えていく割に情報はほとんど増えず、想像を働かせるとかわくわくさせるとかそういう機能を果たしていない。クライマックスに向けての下準備を疎かにしている。
その割に後半から重要な情報が唐突に出てきたりして見せ方下手か、と思ってしまう。
警察内部の構造とか留置所のシステムを見せるとか、話が始まる前は登場人物達はこういう事をしていたとか、そういうの見せておけよ!
舞台はほぼ警察署で完結する低予算映画な感じだけど、できることはもっとあったろ!
なにいきなり悠長にロックシステムいじりだしてんだよ!なんで武器庫を唐突に出すんだよ!警察内部の構造なんて前半やたら瞬間移動を繰り返した主人公を一度ワンカットで追っていけば自然に目に入っただろ。事前に一回見せておけよ!
汚職警官やら殺し屋やら唐突に出されてもどれくらい脅威なのかわからないからハラハラしないんだよ。ジョン・ウィックの鉛筆一本で始末した伝説を見習え。
結婚してるとかその情報いる?せめて、その情報を使うにしても、相手の顔も知らないと同情もなにも湧かんぞ。
結局、なんで指紋を調べた?

良かったところもある
ラストシューティングがかっこよかった