いけ

炎のデス・ポリスのいけのレビュー・感想・評価

炎のデス・ポリス(2021年製作の映画)
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まず、サスペンスのほとんどが警察署内で起こっている。まさしく、西部劇において犯人をリンチから守る籠城戦を現代に蘇らせた。二重の扉や吹き抜けになっている1階と2階の使い方が素晴らしい。サイコパスの殺し屋トビー・ハスが蹴り上げたウサギの風船がゆったりとフレーム外から落ちてくるところなど、フレーム内に異なる時間の流れを共存させているようで見事。何よりグダつかない殺しのスピード感が頼もしい。
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