このレビューはネタバレを含みます
いやー、面白かった!
最後の舞台挨拶も!
上田監督も言ってたけど、確かに日にちが迫っているのに、主役が焦ってない感は、思った。
欲を言えば、勝手な私の妄想ですが、
例えば、最後の父親のシーンで、子供時代のエピソードとかで、父親が、どんな時も焦らず冷静になれ!みたいな感じのシーンを入れてたら、もっと深みがでたかな
夏休みの宿題とかで、カブトムシとかクワガタとか、を自由研究でとらなくてはいけなくて、夏休みが終わる8月31日で、もう時間がなくて、おひるごはんたべてるときに焦ってジタバタしててて、父親から、「あきら、焦るな!どんなときも、なんでも、ひとつのことをやってるときは、そのことに集中しろ!」みたいな。
昔は漫画が好きで何でも自分から調べてたりしていたのに、今は周りの流行りや競合を気にして色々手を出して会社を大きくすることだけ考えてしまってた。周りの漫画好きな社員の意見も聞かずに。。。
母親からも、そういう回想シーンがあって、
周りにいろいろな優しい人がいるのに、自分のことだけ考えた人間になって、しまってたなと気付かされる。とか。
ポプランが、ご両親に教えられて、今の自分に自然と身についていたことを、思い出させてくれた。
そんな感じの全ての伏線回収が、最後にあったら、尚、よかったかも!
と、いう感じで、この様に、こんな感じで、あえてつくって、色々映画について語れるのも、意図されたものと思ってしまうぐらいに、そう、それこそが、このポプランの面白さかもしれません。
そういうのも含めて、素晴らしい!
上田監督の映画愛、人間愛がフルに感じられる作品でした。
こんな、観終わって心が暖かくなる、人に優しくなれる映画は、久しぶり!
主演の方、秘書の方、そして、上田監督のお人柄なのでしょう!
元短編ポプラン主役の西本健太朗さんのお話されていた、上田監督の昔の短編ポプランも観たい!
カメラをとめるな
いちもつトレルナ