EDDIE

ラブ&モンスターズのEDDIEのレビュー・感想・評価

ラブ&モンスターズ(2020年製作の映画)
4.0
若者と犬の爽快バディムービー!
巨大モンスター蔓延る世界において、ヘタレ主人公が勇敢になっていく成長譚。モンスターの造形も魅力的で、バトルアクションも迫力満点!
外の世界の素晴らしさを再認識する意味で、コロナ禍の今観るのをオススメ!

モンスターパニック系は疎いのですが、本作は面白かったです。
モンスターの造形や迫力はもちろんのこと、情けない主人公が結末を迎える頃には逞しく成長しているっていうのが良かったですね。

巨大化したモンスターのせいで人類の90%が死滅。生き残った人類は地下のシェルターで密かに暮らしながら、一部のハンターたちが地上で狩りを行う。
ディラン・オブライエン演じる主人公ジョエルは狩に出ることはなく、料理など内部での役割をこなす肉体派とはかけ離れたキャラクター。
ただ、彼にはモンスターパニックの中で生き別れた愛する恋人エイミー(ジェシカ・ヘンウィック)がいたのです。
彼女の生存を確認したジョエルは危険を冒してまで、外の世界に飛び出し、彼女に再会するために旅に出ます。

旅の途中に出会う二人組のおっさんと子供、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のヨンドゥ役でお馴染みのマイケル・ルーカーと『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』でガモーラの幼少期を演じたアリアナ・グリーンブラットというMCUコンビとの交流も楽しく見逃せません。

そして何よりもジョエルが外に出た直後に出会うワンコ。ボーイという可愛らしいワンコはジョエルを助けたり、時には危険にさらしたりという凸凹関係がとても良いです。
ワンコが余計なことするがために、ジョエルはとんでもないモンスターに襲われてしまうとかそんなシーンもあるんですが、もうワンコの顔見てると憎めないし可愛くてたまりません。

恋人との関係性については再会からラストに至るまで、ちょっと浅はかな描き方ではありましたが、本筋のモンスターアクションとジョエルの成長で作品として十分元が取れる面白さです。

※2021年自宅鑑賞96本目
※2021年新作映画55本目
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