ポストアポカリプス後の世界。
巨大化した生物が支配する地上を捨てて、シェルターに逃げた人類。
とある理由から主人公は安全なシェルターを飛び出して旅をする事に。
ホラー、ロードムービー、バディ、ハイスクールコメディ、B級映画の良いとこどりの作品だった。
ポスト・アポカリプスの世界観にハイスクールコメディ、しかもブックスマートのような最近の作品の論法をはめ込んだのが非常に新鮮。
そこにロードムービーの刹那的な要素も入るし、犬とのバディムービーの要素も。
小難しい所をB級に意図的に逃げているのは少しあざといが、それも込みで楽しめる。
とりあえず犬は可愛いし、クリーチャーデザインもなかなかのクオリティ。
旅の途中で出会う親子を演じたマイケル・ルーカー&アリアナ・グリーンブラットのGotGコンビも含め、キャストの熱演も光っていた。
ごった煮の雰囲気や意図的なB級感が気にならなければ、素直に楽しめるポップコーンムービー。
