ていてい

女は女であるのていていのレビュー・感想・評価

女は女である(1961年製作の映画)
4.0
追悼の意を込めて未鑑賞だった本作を観た。ゴダール、人物的には一癖二癖あるのかもしれないが、だからこその唯一無二の作風。
たくさんの独特で新しい手法が取り入れられていて公開から60年経った今でも新鮮でおもしろい作品と言える。

アカデミックな表現はできないけれど、好きだったシーンを羅列。
☑︎とりあえずアンナの全てがかわいい。
☑︎ファッション、インテリア、色使いが素晴らしい。
☑︎字幕とカメラワーク(男女の心のうちを語る手法が当時としてはすごく新鮮!)
☑︎何食べたい?→焦げたローストビーフ食べさせるセリフ(自分も言ったことあるある。その他、面倒な女子らしさが本当にリアルに表現されていて驚く)
☑︎アンジェラとアルフレッドの真似っこシーン(ん笑?と思うのだが逆にあり)
☑︎本で喧嘩シーン(ライト持って移動するのとかコントみたいで最高)
☑︎目玉焼き食べながら電話シーン(おもちゃみたいなキッチンもかわいい)
☑︎ジャーンでキス(観てる人皆、仲直りするの?しないの?どっち??と思ってるところ、ジャーン!最高。)
☑︎最後のアンジェラのめちゃくちゃかわいいウィンクからのFinの出し方おしゃれ。

普段、監督ベースで映画を発掘して見ることが多く、中でもヨーロッパ映画がよくハマるのだが、ヌーベルヴァーグがなければ生まれていなかった作品ばかりなのかもしれない。
映画ファンの一人として時代の先駆者ゴダールに心から敬意と感謝。RIP🙏
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