hagy

女は女であるのhagyのレビュー・感想・評価

女は女である(1961年製作の映画)
4.0
あぁ、何たることや
私のゴダール好きは確信に変わってしまいました
何ですか、冒頭のアレ、
知的美人のやる本気の馬鹿、これを嫌いな人なんていません
そしてあれはどうしても女でなければならなかったのです、


男女平等?
男女の友情は成り立つ?
男のスカート変!は時代遅れ?
いつからそんなつまらない世の中になったんですか...?


世界共通、この世を支配しているのは女
歯向かったり泣きわめくなんてみっともない
どんなときも余裕をかまし、人を格付けし、勝手でわがまま
女はですね、そういった女を演じることによって、面倒極まりない男に付き合って“あげている“のですよ
無意味なゲームに興じる虚しさを携えながらこれが人生だと微笑む
そんなアンナカリーナは愛おしいでしょう?


レインボーだとかme tooだとかギャラの格差だとか
そんなわかりきったことなんてナンセンス
女に生まれたんなら、ヒール履いてコート羽織ってタバコ咥えながら闊歩せよ!
サァサァ、大いに男を見下せ!男って馬鹿ね!これこそが女の特権!大歓迎!
映画を、人生を面白くしているのは女というわけなんです


今や男と女の境界はグレーになっていますけど、ゴダールの映画観るとそれはどこか虚しく感じられちゃいますよ☺︎
hagy

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