風来坊

ワイルド・ブレイクの風来坊のレビュー・感想・評価

ワイルド・ブレイク(2020年製作の映画)
2.0
はい!またまたアサイラムプレゼンツの映画のお通りですよ( ノ^ω^)ノ
またまた無謀にも名作カーアクション「ワイルドスピード」を模倣したという観る前から地雷臭が漂う作品。

冒頭は「ワイルドスピード」の1作目の雰囲気を上手くパクっていると思いました。それもそこまで…後はどうしようもないクズの弟のせいで、違法レースに参加させられた兄が奮闘するという似ても似つかない展開。
そもそもの原因である弟はレースに参加しないというのが何とも(笑)

違法レースとはいえスタートにギャラリーがいないと寂しくてチープに映ってしまう。ギャラリーを呼ぶ予算がなかったのだろうか(笑)
レースに参加する人数もあまりにも少ない…。

犯罪組織のボス役にはDMXさん。惜しくも亡くなってしまいましたが、アサイラムの映画に出るほど仕事が選べなくなっていたのかなぁ。
キャラクターはブレブレのボスですが、やっぱりこの人は存在感がありますね。

レースシーンを全編にするほど予算がないのか、他の事で随分と尺を稼いでいる印象。迫力のあるレースシーンは期待出来ないと思って下さい。
途中からはもはやレースとか関係なくなる展開(^_^;)

警察なんか何ともないと吠えてたボスが簡単に捕まるのは笑える。
それでもちゃんとクラシックカーを使っており、それが走る姿はそれなりに楽しめます。

終盤の展開は非常に強引で呆気ない終幕で、物語に余韻も何もない…。
終始に行き当たりばったりで製作されたような感じが画面を通しても見えてしまう…。
それでもアサイラム製作の映画と割りきればまずまずは観れますし、アサイラム好きにはいつもものチープな感じで良いのではないかと思います。

まとめの一言
「兄ちゃんの過去を語るの遅い」
風来坊

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