兵器開発に携わる科学者たちの葛藤。人々を豊かにするための研究が真逆の目的に利用される。戦争を終わらせるためと自らに言い聞かせ。その結果から目を背ける。探究心に抗えぬもの。良心の呵責に耐えかねるもの。広島で彼らは何を思ったのか。やはり彼らも戦争の犠牲者なのだ。
脇も含めて俳優陣が本当に素晴らしくて。印象に残るシーンの数々。しっかりと焼き付いてる。ただ全体的に映像が小綺麗で戦時下の日本に見えなかったのが残念。それでもあの時代の日本がどれだけ狂っていたかは充分に伝わってくる。犠牲になった若者たちを思うと胸が締めつけられる。
