このレビューはネタバレを含みます
プレゼント。
結婚記念日で、
妻へのプレゼントを買いに行く。
ただ家に帰りたいだけ。
すぐそこの家に待つ愛する妻のために、
愛する娘と帰りたいだけなのに。
愛する妻との結婚記念日。
新しい冷蔵庫と、
日用品と、
娘の欲しい食べ物と、
ただそれを持って帰りたいだけなのに。
検問という一つの壁、
その壁を作る理由がどうであれ、
人の考え、人と人との歪み合いが、
こうも悲しい現実に繋がるとは。
(カランディア検問所)
娘のヤスミン、
最後は壁の意味など関係なく、
通り超えていく姿が印象的だった。
本当に大切なことを、
真っ直ぐ見ているのは、
大人ではなく子どもなのかもしれない。